2015年01月17日

新しい設備のご紹介

昨年10月に導入いたしましたクラスBオートクレーブとウォッシャーディスインフェクターの2つをご紹介します。

BCopen





クラスBオートクレーブは最も厳格とされるヨーロッパの規格(EN13060)に準拠する最高峰の器具の滅菌機です。機械内を陰圧にしてから高圧の蒸気を封入することが出来るため小さな穴や細いパイプが備わった歯科特有の器具の中まで滅菌することができるのが特徴です。WD-150




WDopen








ウォッシャーディスインフェクターは、診療器材の洗浄殺菌を全自動で行う装置です。洗浄液を含んだ常温の水で血液等の汚れを洗い流した後、高温の温水で洗浄殺菌する装置です。全工程に1時間以上をかけ全自動で行ないますので確実で均一な安定した結果が得られるのが特徴です。この機械で洗浄殺菌を行なった後にクラスBオートクレーブで更に滅菌を行います。これらの組み合わせとガス滅菌機を活用し、世界基準の院内感染予防システムを構築しています。

yoshie_shika at 14:37|この記事のURL

2014年11月25日

皆様ご無沙汰していました

5年間もの間お休みしていたブログを再開したいと思います。
言い訳になりますが、ここ5年間の間、仕事に家族にとても忙しく
ブログを書く気力など残らない毎日でした。
また、5年前から再度、重点を置いて取り組んできた歯周治療と予防の成果が現れ、皆様にお話できることもいくつかあります。
これも一つの区切りかと考え、これからは、少しづつ時間つくり、もう一度皆様にメッセージを伝えていければと考えております。

yoshie_shika at 20:00|この記事のURLすべて | お知らせ

2009年11月26日

たった1本の歯のために

YG 60代男性の患者さんです。右上の一番奥の歯を失いました。たった1本の歯を失っただけですから、そのまま治療しなくても不便しません。少なくとも当分の間は。では、このままにしておくと何が起きるのでしょうか? この方の噛み合わせの場合は、下の一番奥の歯が上へ向かった伸びてきて、顎の運動の障害になります。また、あまりにも長く伸びれば、上の歯ぐきや、ほっぺたの肉に伸びた歯がぶつかって痛くなってしまうこともあります。そうなってからでは、歯を沢山削ってかぶせるか、その歯も抜いてしまう必要が出てきます。ですから、この方は、早めに決断をして、インプラント治療を行いました。この部分は、骨が少なかったので、サイナスリフトを併用してインプラントを2本入れました。一般的に骨が柔らかい部分ですので余裕を持った設計になっています。マンションと一緒で、ギリギリの柱の数では不安です。安全第一で納得の治療を心がけています。
4ヵ月後には歯が入ります。

2009年11月11日

アロマの効果

DSCF1498 コピー この写真の大砲の弾みたいなものは何だかわかりますか? 最近は良く見かけるものなので何処かでご覧になったことも有るかと思います。天然アロマオイルのデフューザーです。インフルエンザが流行りだしてから、テレビなどでは、アロマの殺菌効果やウイルスに対する抑制作用が伝えられるようになりました。ですから、この投稿は、それなら昔からうちもやってます!というアピールです。開院当初からアロマを使っています。うちのは天然ですよ。化学合成の物ではないです。本物です。
デフューザー銀色の中身は、このようになっています。ガラスの容器の中に細い針のようなガラス管が通っていてその中を下から一定の圧力で空気が吹き上げていきます。その力と毛細管現象で吸い上げられたアロマオイルがミスト状になって拡散する仕組みです。
アロマオイルには、さわやかな香りがする柑橘系のものと抗菌効果に優れたティートリーオイルをミックスして使っています。たまに違った香りで変化をつけていますので興味のある方は楽しんでください。

参考までにアロマはこちらで購入しています。

yoshie_shika at 13:50|この記事のURL雑談 | すべて

2009年10月30日

術前矯正→外科矯正→術後矯正→インプラント→もうすぐ終了

AK 大学生、男性の患者さんです。 この方は、いわゆる受け口の方で、もともと永久歯が3本ほど少なかった方です。 最近、永久歯が生まれつき少ない方が増えているような気がします。多くの相談を保護者の方から受け、歯を抜いて歯の数のバランスを合わせ、矯正で隙間を埋めていくのが良いか、歯の無い部分にインプラントを入れて歯を補うのが良いか、話し合うことがしばしばあります。 この方の場合、受け口を治して横顔を格好よくする目的がありましたので外科治療と矯正治療とインプラント治療を組み合わせました。

外科治療のネジの痕が左右の下顎の後ろの方にぽつぽつと黒い点で残っています。右には、インプラントが3本入っています。歯の真ん中ぐらいに細い線が水平に2本通っています。これは、矯正のワイヤーです。長い間苦労されたと思いますが、あともう少しでゴールです。がんばっていきましょう。

2009年10月23日

見えない矯正装置

invisaline 今日は見えない矯正装置についてお話しします。 先日、インビザラインの認定ドクターになりましたので、この装置について簡単に紹介いたします。


aligner-pair これが矯正装置です。透明な薄いマウスピースです。



Invisalign_Trio2 このように自分で付けたりはずしたりします。





Invisalign_Trio3 パチッとはまると、このように遠目からは全くわからない状態になります。
どうですか?夢のような装置ですね。この装置は、簡便さや患者さんの違和感が少なくとても良い装置だと思います。何より、目立たないのは最高です。

でも、良いことだけではないのが代の常ですね。

(1) 一日20時間以上(食事をするとき以外は常に)装着していないと治療効果が下がってしまいます。すぐサボりたくなる性格の人は要注意。

(2)歯を抜かずに治せるようなマイルドな症例が得意で、歯を抜いてダイナミックに歯を動かすことは苦手です。

以上のことを注意しながら、確かな診断のもとに治療を行えばきっと幸せな結果が待っていると思います。


この治療に関する相談は

yoshie_shika at 08:22|この記事のURL矯正治療 | 審美治療

2009年10月13日

ホームページが来院のきっかけでした

KK40歳代、女性の患者さんです。2年前から受診されている方です。虫歯とインプラントの治療が主訴で来院されました。来院のきっかけは、インプランはできないと言われたが、何とかインプラントをしてほしいということでした。ホームページをご覧になって車で30分くらいの所から通って頂いています。今回の治療は、右上のインプラント。サイナスリフトと同時にインプラントを入れました。一番左のインプラントが傾いているのは、この部分は親知らずが有った、かなり奥の部分になるので、少し手前にインプラントを傾けて、下の歯に上手く噛みあう様に計画しています。インプラントの先に骨ができるようカルシウムの粉がしっかりと充填されているのが解ります。6ヵ月後には、自分の骨とインプラントがしっかり着いていることでしょう。いつも寝ている間に治療が終わって、「もうこんな時間ですか?」と言われます。明日、消毒にいらっしゃった時に今回の感想を聞いてみることにしましょう。今日は少し疲れたので、このへんで。


サイナスリフトについてはこちらをご覧下さい

2009年10月05日

今年で10年のお付き合いになります

KT 50歳代の女性です。近所の総合病院の看護婦さんをなさっている方です。右下の一番奥の歯は、初診時の10年前から無かったのですが、その部分に手前の歯から桟橋のように歯をせり出させて上の歯と噛むようになっていました。来院されて、3年目ごろ、せり出した歯の下の歯ぐきが腫れて痛くなりました。せり出した歯が噛む力でたわんで歯ぐきを圧迫していたのです。歯が歯ぐきにぶつかっている部分や噛みあわせを調整し、さらに3年ぐらいその歯を使用しました。やがて、また同じような症状が再発し、手前の歯にも負担がかかることから、せり出した歯の部分を削り落としました。痛みは無くなり歯茎は健康を取り戻したのですが、噛む歯がありません。この時点でインプラントの治療を計画し、2年後の今年に治療を実行しました。ふぅ〜、長い道のりでしたが確実に前に進めば必ずゴールにたどり着けます。 もう少しです。がんばりましょう。

2009年09月27日

海外在住の方が来院してくださいました

Ak 60歳代の女性の方です。近隣のアジアに在住の日本人の患者さんです。毎回、飛行機で来院してくださる患者さんの熱意と体力には、頭が下がる思いです。この方は、左上の前歯から奥歯まで入れ歯を使用していました。入れ歯の違和感と不便さがとても不満な様子でした。《何しろ、入れ歯じゃなくしてほしい!》と言う思いが初診の聞き取りで伝わってきました。来院回数をなるべく減らして、効率よく治療を進めていくように計画しました。このレントゲンが第一段階の治療後です。サイナスリフトは避け、骨の薄い前歯部をスプリットクレスト法で増骨し、しっかりとしたインプラントで後ろの歯まで支える計画です。海外からの来院ですと治療後の不安などは計り知れないものと思います。その不安に耐えて来院してくださる患者さんに納得して頂ける治療を心がけようと思います。

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2009年09月19日

22歳女性 面接の前に

EA1 23歳女性の患者さんです。前歯を10歳のころ自転車のハンドル?にぶつけてたことがあるそうです。それから暫くして歯がだんだんと黒くなってきましたが、痛みが無かったのでそのままにしていました。その後、虫歯になり樹脂をつめる治療を受けましたが神経の治療は行わなかったそうです。今回、面接を受ける予定があり、その時に前歯、しかも真ん中の歯が黒いのは気になるので、治療を受けることにしたそうです。

診断は、歯髄壊死による歯牙の変色です。電気歯髄診断で歯の神経が死んでしまっていることを確認した後、神経の治療をして、オールセラミック冠で治療しました。

EA2 長い間、変色したままでいたので、歯茎の中の歯の根もかなり変色していました。漂白やグラスファイバーの土台を使うなど、できる限りのことをしましたが、隣の歯と比較すると歯ぐきがうっすらと暗くなっているのがわかります。残念ですがこれが限界かもしれません。 治療前と治療後を比較してみてください。かなりの改善がありますので患者さんには満足していただけました。
この後、虫歯や歯槽膿漏にならないためには、メンテナンスに通って頂くことが大切だと思います。

《セラミックの治療は》

yoshie_shika at 07:35|この記事のURLすべて | 審美治療